【エアバスA380】ファーストクラスの魅力と生産終了までの歴史と未来予測!ANAフライングホヌ裏事情も…

ANAマイル

2021年12月に「エミレーツ航空」に最終生産号機受領(123号機目した、総二階建て【超大型航空機】

出典:日経

【エアバスA380】

これをもって、”完全生産終了”となりました。

【旅客機】は現在市場において

「エアバス社」と「ボーイング社」

2社がほぼ”独占状態”

中でも「エアバス社」の世界最大の旅客機であるエアバスA380【光と影】の部分をお伝えしていきます!

特にエアバスA380の”魅力と言えば…

出典:エミレーツ公式ページ

「ファーストクラス」での搭乗

本記事では”5つのポイント”を紹介!

  1. 【魅力】エアバス「A380」とは⁈
  2. 【ファーストクラス】がおすすめ!
  3. 【現在】運行状況と今後の動向
  4. 【マイル】ファーストクラスもお得に乗れる
  5. 【未来】燃費と環境が課題

順番に解説していきます。

【ANAフライングホヌ裏事情】のみ知りたい人は以下↓

【A380未来予測】これらを知りたい人は以下↓

記事を飛ばして読んでくださいね!

【世界最大】エアバスA380は総二階建ての”超大型”旅客機

【総二階建て】世界最大の旅客機

3クラスの”標準的な使用”でも

  • エコノミークラス
  • ビジネスクラス
  • ファーストクラス
ANAフライングホヌは総座席数「520席」

500席以上

エコノミークラスだけのモノクラス使用なら800席以上設置できる全長72.7mの総2階建て

”豪華客船”の雰囲気を演出する階段がある

ANAフライングホヌの前方にある幅広の階段

総2階建てのA380は1階のメインデッキ2階のアッパーデッキを結ぶ

階段が”2ヶ所”

あります

  • ひとつは前方にある幅広の階段。
  • もうひとつは後方にあるらせん階段。

大人2人でも昇降が可能なくらい幅広

エアラインの多くは1階と2階前方にファーストクラスビジネスクラスを設置しており、

豪華客船の上階と下階をつなぐような優雅な雰囲気

を漂わせています。

【3機目受領】「フライングホヌ」日本ではエアバス380”ANAが所持”

出典:Fly Team

3機保有】ANAは昨年10月にA380の3機目(愛称名:ラー)納入しています(写真一番奥:オレンジ機体

A380”フライングホヌ”の就航は2019年5月~とまだ新しい機種です。

路線は【成田~ホノルル線】

コロナ禍以前は・・・

全席520席【常に満席】

だったそうです

2023年12月~1日2便体制予定。3号機(オレンジ機体:ラーちゃん)も10月20日~就航決定!

【大人気】「チャーターフライト」「レストランフライングホヌ」定期的に開催!

【メンテナンス費用】飛行機は車同様に、定期的な運航”する必要があり、これを逆に利用した「チャーターフライト」というものが定期開催されています!

これは”大人気”上位座席クラスは毎回【抽選】になり

中々”当選しない”との声

SNS等でよく耳にします(エコノミーは先着順)

【レストラン FLYING HONU 】各座席クラスで料理も異なる!

【機内食】A380「フライングホヌ」の中で食事ができるというイベント。

こちらは抽選ではなく

先着順にて販売

ファーストクラスビジネスクラスなどの普段では”体験できない”

”豪華な食事”機内で味わえます

詳細は以下にてご確認ください

「チャーターイベント」詳細は以下の”画像”をクリック↓

【エミレーツ航空】ファーストクラスはまさに”空とぶホテル”

出典:Fly Team

【ファーストクラス】広いスペースが確保できるA380。

このメリットを最大限利用し「エミレーツ航空」では特徴的な設備があります。

  1. シャワールームがある(ファーストクラス利用者のみ)
  2. バーカウンターの存在(ビジネスクラス以上利用可)

順に”魅力”をご紹介します

【シャワールーム】エミレーツ航空の特徴①

エミレーツ航空のシャワールーム

これが存在するエアラインが

  • UAE(ドバイ)をベースにする「エミレーツ」
  • 同じくUAE(アブダビ)に本拠地を置く「エティハド航空」退役予定

特に「エミレーツ」スケールが凄く、A380はなんと

123機保有しており世界最大

A380の総発注数は251機なので、

約半分がエミレーツになります

  • シャワールームは”ファーストクラスの搭乗者のみ”利用可能
  • 30分単位で予約でき、「1人5分間利用」できます

【バーカウンター】エミレーツ航空の特徴②

エミレーツ航空のバーカウンター

【豪華すぎるバーカウンター】いくつかのエアラインが設置しており、ANAフライングホヌも後方に

フライングホヌ「ファーストクラス」のバーカウンター

簡易的なものが設置されています

豪華すぎるバーカウンターは以下のエアラインが有名

  • エミレーツ航空
  • カタール航空(退役が決定している)
かつて大韓航空のA380後方スペースに”免税店”があった 出典:トラベルボイス

快適な空の旅は間違いありません!

ちなみに【エミレーツ航空】のバーカウンター利用は

ビジネスクラス以上搭乗者が利用可能

【祝!復活】エティハド航空「ザ・レジデンス」はヤバい!最高級のA380

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空飛ぶ豪華ホテルその名にふさわしいA380のファーストクラス

ファーストクラスを超えた最高峰キャビンが存在しました。それが

”エティハド航空”「ザ・レジデンス

  • ダブルベッドルーム
  • リビングルーム
  • 専用のエンスイートシャワ―ルーム(トイレあり)

A380に1室のみ設置されていました(最大2名)

また専属のバトラーがつけられ、機内で出来る

ザ・レジデンス「ベッドルーム」

ありとあらゆるサービス」に対応

ちなみに値段はニューヨーク~アブダビでなんと

約340万円でした・・・

ここ数年の出来事で旅行客激減に伴い、エティハドA380は退役予定だったのですが、なんと急な旅行客増加に伴い、A380が復活したそうです!

【シンガポール航空】現存する「ベッドルーム」が設置エアラインはこれ!

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【スイートクラス】現在、「ベッドルーム」を完備しているエアラインがこちら

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「シンガポール航空」A380

こちらは”ファーストクラス”と呼ばず、「スイートクラス」と呼ぶそうです

旅行系YouTuberおのだ氏が実際に「搭乗レビュー」した動画があります。気になる方は、以下をご覧ください!

シンガポール航空 新スイートクラス(成田⇒シンガポール)搭乗記

コロナ禍以前では【成田空港】就航しており、人気がありました(2023年10月復活予定)

【世界の現状】厳しい環境下で”運行している(する)”エアラインはここ!

【絶滅危惧】以下に挙げているエアラインは

A380を保有”している航空会社

5社は今後も【A380を就航】させる予定です↓

  • シンガポール航空
  • エミレーツ航空
  • カンタス航空
  • ブリティッシュ・エアウェイズ
  • ANA
エアライン保有数現在飛行数今後の方針
シンガポール航空24機12機新スイートクラス
改修予定は9機/12機済み
エミレーツ航空123機約60機50機以上にプレミアムエコノミー
を装備し主力機としていく
カンタス航空12機1機12機中2機は退役予定
エールフランス航空10機0機完全退役
ルフトハンザ航空14機⁈機数機復帰中
中国南方航空5機3機完全退役予定
大韓航空10機⁈機数機復帰
マレーシア航空6機0機完全退役
タイ航空6機0機完全退役
ブリティッシュ・エアウェイズ12機3機今後も運航予定
アシアナ航空6機⁈機数機復帰中
(アシアナブランドは廃止)
エティハド航空10機⁈機数機復帰中
カタール航空10機1機完全退役濃厚
ハイフライ航空1機0機完全退役
ANA3機0機現役続行
※2022年7月末時点での情報

太い赤字の【5社】エアラインのみが

「今後も就航予定」航空会社

かなりのA380が「退役予定」になっています…

アフターコロナの旅行客需要拡大に伴い、数社復活させているようです。

【幻のA380】スカイマークが4機発注していた⁈

納入直前で経営悪化で断念したスカイマークA380 出典:Fly Team

【スカイマーク】2011年に4機確定発注、さらに2機オプション発注していた。

しかし・・・

経営悪化ました

これにより、2014年7月に全機キャンセルとなりました

もし、導入されていれば・・・

【全席プレミアムエコノミー以上】するなどアイデアもあった

「新しい機内サービス」のスタンダードになっていた可能性があります

ちなみ、導入予定だった機材

エミレーツ航空が引き取っています

【ANAの裏事情⁈】A380導入までの”本当の”いきさつ

【あくまで噂】以下の話は、ANAが”正式発表したわけではない”ので

真実は不明”です

・・・が、航空ファンの中では、有名な話です。

  1. スカイマークの経営悪化に伴い、ANAが再建をすることになる(2015年
  2. これにより、ANAはスカイマークの「羽田発着枠」が利用できる目論見があった⁈
  3. スカイマーク発注のA380はキャンセル扱いになる
  4. 結果、ANAがA380を事実上引き取った⁈2016年にA380導入発表)
  5. ちなみに「羽田発着枠」はもらえていないそうです…

ANAによる経営再建が2015年で、次年(2016年)にA380導入発表って

タイミング良すぎ⁈

と思いませんか?????

【日本発着路線】A380を投入していたエアライン

マレーシア航空の「A380」

2つのパターンがありました

  • 定期便
  • 期間限定便

順に詳細をお伝えします

【定期便】運航していたエアライン

ANA成田~ホノルル線
タイ国際航空成田~バンコク線
関西~バンコク線
シンガポール航空成田~シンガポール線
エミレーツ航空成田~ドバイ線
関西~ドバイ線

【期間限定】運用していたエアライン

アシアナ航空成田~ソウル(仁川)線
マレーシア航空成田~クアラルンプール線
シンガポール航空関西~シンガポール線

定期便のうち、「ANA」「タイ」「シンガポール」の3社が

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”スターアライアンス”

ANAマイルで【特典航空券】で搭乗も可能でした(現在は不可)

【航空券の値段】手頃な価格でA380に乗るなら「シンガポール航空」

【格安】コロナ禍以前では、シンガポール航空で

5万円台で搭乗可能でした

値段もお手頃でサービスも”世界最高レベル”です(現在はA350かB777にて運航)

【人気のANA】A380フライングホヌの最低価格

ANAフライングホヌは

最安で7万円台

搭乗可能です(現在運休中)

ちなみに・・・本来なら1日2便運航予定でした。

ANAマイルなら上級クラスもお得に搭乗可能です!

【とことん、こだわる】やはりエミレーツ航空のA380

日本発着でもっとも長い時間A380に乗ってられるのがエミレーツ航空。

運賃も最も安い値段で

9万円台

で搭乗も可能(現在は、A350かB777にて運航中)

【上級クラス】マイルがおすすめの理由!

ANAのA380フライングホヌ【ファーストクラス】

【アライアンス】例えば…ANAは

スターアライアンス加盟エアライン

スターアライアンス”に加盟

ANA機材だけでなく【他のエアライン】にもマイル使っての搭乗が可能(一部不可)

ANA【ホノルル便】ビジネスクラスだと「65,000マイル~」A380に乗れる!

ANA「日本⇆ホノルル」便の場合

「マイル」と「料金」

これくらいの””があります

  • ビジネスクラス【マイル】:60,000~68,000マイル
  • ビジネスクラス【航空券購入】:310,000円~750,000円(参考値)

かなりがある「正規料金」。

対して【マイル】最高(ハイシーズン)でも”68,000マイル

かなり”お得

だとお分かりでしょうか

【エミレーツ航空】あの”空飛ぶホテル”の「ファーストクラス」もJALマイルで乗れた(終了)

【ワンワールド】JALは加盟しており、JAL機材だけでなく「他のエアライン」にもマイル使って搭乗が可能です。

ワンワールド加盟のエアライン

【エミレーツ航空】昨年までJALマイルで発券できました

「成田・関西~ドバイ」便の場合

  • ビジネスクラス:85,000マイル
  • ファーストクラス:135,000マイル

あの「空飛ぶシャワールーム」や「空の上バーカウンター」が

たったの”135,000マイル”

体験出来ていました・・・

※ちなみに購入すると約150万くらいします(笑)

【未来予測】今後のA380はどうなる?

昨年10月にフランス”トゥールーズ”から納入された「ANAのA380フライングホヌ3号機」

【生産終了】エアバスA380は今後、生産されることはありません。

また、次々と退役させているのが”現状

その理由は3つ

  1. 旅客需要の減少
  2. 燃費が悪い
  3. 環境への意識変化

順にお伝えしていきます

【旅客需要の減少】コロナ禍以前から生産終了の話はあった

初飛行は2005年。それから16年が経ち、航空会社に納入された数は251機

A380最大ユーザーである「エミレーツ航空」とエアバスが2019年2月に合意し、

2021年に製造終了

2021年3月17日に最終組み立てを終えました

更に・・・世界的パンデミックで、”需要減少”しているのはご存知の通りです。

【終焉までの経緯】

  1. エミレーツ航空はA380で成功を収めた・・・(要因は長距離線が多かったこと)
  2. しかし、他社にこのような”ビジネスモデルがなく”受注が少なかった
  3. さらに時代は「低燃費」「低コスト」の流れ
  4. エミレーツ航空が受注数を162機→123機に減す方針を決めた
  5. これが引き金になり、終わりを迎える

一番の原因は【燃費】と【環境への意識変化】

JAL【A350】&ANA【B787】

受注を獲得できなかった【最大の要因

  • ボーイング787型機、エアバスA350型機など燃費の良い大型機の登場
  • 年々高まる環境への意識変化

などが主な理由です。

【ファーストクラス終了⁈】今後は「ビジネスクラス」が”最上級クラス”になるかも・・・

エミレーツ航空の「ファーストクラス」

【激減】近年では、ファーストクラスが大幅になくなっています。

例えば、「JALの場合」

かつては「東南アジア路線」「オセアニア路線」にもファーストクラスを導入していました…

しかし現在は、

【北米路線と欧州路線の一部】

これら【長距離路線】のみ

理由としては…

  • ビジネスクラスがファーストクラスと遜色ないレベルになってきている
  • ファーストクラスの搭乗率がそんなに高くない
  • マイルでの搭乗者が多い

などが主な理由です。

ANAの最新ビジネスクラス”THE room”

元々、ファーストクラスの設定がないエアラインもあり、今後この流れは続くと思われます。

【A380はこうなる⁈】予測される機材の使いかた

【選択肢は3つ+α】

生産が終了したエアバスA380。超大型機を活用する方法を”勝手”に考えてみました

  1. 遊覧飛行や国内路線へのシフト(人を乗せる
  2. ベリー便での使用(人+物をのせる
  3. 貨物機への転換(物を載せる
  4. +α(ゼロエミッション航空機

順に解説します。

【遊覧飛行や国内路線】A380の活用方法①

【定期的に開催中】文中でも触れましたが、現在でも「遊覧飛行」実施していますが、現在は

月1~2回程度

とどまっています。

非常に人気企画であるため、回数を増やしてもよいのでは⁈と思います。

その他、人気路線である

【羽田⇔那覇】路線をA380にて運用

すれば、”需要がある”と想像つきます

実際には”過密スケジュール”の「羽田空港」で運用すると、A380飛行後【後方乱気流】が発生するので難しいようです・・・

【ベリー便での使用】A380の活用方法②

【人以外をのせる】大型機を有効活用し、空輸便として使用する方法

JALの国際線LCC

出典:J-CAST

【ZIP AIR(ジップエア)】

この手法にて”旅客需要の減少”している、このご時世でもうまくやりくりしています。

昨年12月より、【ロサンゼルス便】運航も始めました

【ベリー便】特徴(メリット)は、貨物専用に機材変更しなくても、そのまま使用できる修繕費用がかからない

【貨物機への転換】A380の活用方法③

出典:sky-budget

【実際には難しい…】ハイフライ航空が、エコノミークラスの座席を撤去し、1階部分を

出典:Fly Team

【貨物専用】改造した

例があります。

しかし、1階部分のみだと「貨物容量」が少なく「B747」などに比べると

【競争力に弱い】

よって、あまり使用されることなく、結果【退役】なるようです…

  • 完全な貨物使用にすると「B747」より積載量は大きくなるが…
  • 「フロアの強化」「貨物ドア」「ローラートラックシステム」「火災検知対策」「認証取得等」などかなりのコストがかかる
  • よって「非現実的」な改造になる

ルフトハンザ・テクニクスはA380の貨物機改修案を発表し、「複数企業から問い合わせ」があったとのことですが

【実現していません】

【ゼロエミッション旅客機】未来の水素航空機(A380活用方法④)

出典:Fly Team

【未来の航空機】燃費環境問題一気に解決する方法はこれ!

エアバス社は

出典:Fly Team

【2035年】までの運用を目指す

先日発表がありました。

仕組みはこちら↓

  • 機体後部に液体水素タンク4つと、後部胴体の上部に水素燃焼エンジンを搭載
  • エンジン内での燃焼前に液体水素からガス状に変化し、供給
  • A380の4発エンジン以外に動作を確認できるよう、胴体の後部に取付けられる

実現すれば、機内もかなり「静か」でしょうし、快適なフライトが楽しめそうですね!

【まとめ】エアバスA380を取り巻く環境は”厳しい”

  • エアバスA380は世界最大の旅客機
  • 日本A380”フライングホヌ”は今後も活躍予定
  • A380の真骨頂は「ファーストクラス」
  • 生産は終了している
  • 「ファーストクラス」や「大型機」は縮小傾向

A380の”魅力”は伝わりましたでしょうか?

【ラグジュアリー空間】体験

できる日はあまり長くない印象を受けます。

すべてのA380が退役する前に一度は乗ってみませんか?

以上、参考になればうれしいです

最後までご覧いただきありがとうございます。

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