「SDGs」って、もうご存知ですか?
最近よく耳にするようになり、ジャケットにバッジ
↑こういうやつ
つけている方も、テレビなどでよくみますね!
これには
【17項目の目標】があります。
SDGs=Sustainable Development Goals
『持続可能な開発目標』
「2030年までに達成」しようという目標がSDGs
本記事では、著者【落合陽一】氏”ベストセラー”
「2030年の世界の地図帳」
こちらより、「2030年の日本」をテーマに
”未来予測”
してきます!
【結論】から先に話すと…
「ヨーロピアン・デジタル的な”付加価値”で世界と戦う」
これが「日本が目指すべき方向性」答えです
「ポイント」は以下の5つ↓
- 「5つの破壊的」テクノロジー
- 「人口」「GDP」で変わる世界
- 2020年代を牽引する「4つのデジタル・イデオロギー」
- 「SDGs」=ヨーロッパ式ゲーム
- 日本における戦略(ポジション)は⁈
順番にお伝えします!
※「ヨーロピアン・デジタル」のみ知りたい方は
記事を飛ばして、読んでくださいね!
「5つの破壊的」テクノロジーとは⁈【2030年の世界地図帳】
【5つの破壊的テクノロジー】経営学者”クリステンセン”らが発表した概念し、それまでの「価値観」や「社会のあり方」を
劇的に変化させる技術
差します。
その「5つ」とはこちら↓
- AI
- 5G
- 自動運転
- 量子コンピューティング
- ブロックチェーン
この「5つ」のテクノロジーを使った【価値観や社会のあり方の変化】の具体的例を4つ
「食料」「健康」「資源」「労働」
これらを、みてみます!
【食料】テクノロジーにおける変化
- 【スマート農業】:AIを駆使したフードロスや、ロボット化による人件費の削減
- 【培養肉】:細胞の培養によって、食用肉を生産する(再生医療やゲノム編集技術)
【健康】テクノロジーにおける変化
- 【ロボット手術】:内視鏡手術「ダ・ヴィンチ」
- 【IPS細胞】:再生医療
- 【AI】による診断
【資源】テクノロジーにおける変化
- 【再生可能エネルギー】:クリーンエネルギー
- 【太陽電池】:低価格化と量産化
【労働】テクノロジーにおける変化
- 【AI管理】:資格専門職の代替
- 【上記の例として】(弁護士、裁判官、税理士、警察官といった法律に基づいた判断)、通訳、ドライバーなど
このような世界が想像されます。
※【未来予測】を別記事で書いていますので、お時間あればご覧ください↓
「人口・GDPの変化」で変わる世界 【2030年の世界地図帳】
【世界未来】は
中国・アメリカ・インド
「3強」になる!と著者は、語っておりまた・・・
- 「人口&産業」から→「社会発展」
- 上記の”関係性”を、読み解くという着想は【有効】とのこと
このことから【世界未来】を”予測”すると…
”ピラミッド型”から”釣り鐘型”【人口層】が多い
「中国」「インド」
今後、社会発展に”重要な役割”を果たします。
特に「インド」は
”より経済成長が著しい”
【人口推移】から予想できます。
しかも
”英語”が使用可能
国なのでグローバルに戦える!
GDPの変化
- 【2016年】:1位アメリカ 2位中国 3位日本 4位ドイツ 5位イギリス
- 【2030年(予測)】:1位中国 2位アメリカ 3位インド 4位日本 5位ドイツ
- 【2050年(予測)】:1位中国 2位アメリカ 3位インド 4位インドネシア 5位日本
先ほどの人口推移から予想すると…
日本はだんだん”衰退”していく
一方で、「中国」が1位となり、「インド」が3位になっています。
【2025年破壊的企業】今後の生活に、深く関わってくる”注目企業”を取り上げています!詳しくは以下をご覧ください
2020年代を牽引する「4つのデジタル・イデオロギー」
ここでは「2020年代」を”牽引”する
「4つのデジタル・イデオロギー」
をご紹介!それがこちら↓
- アメリカン・デジタル
- チャイニーズ・デジタル
- ヨーロピアン・デジタル
- サードウェーブ・デジタル
順番にお伝えします!
アメリカン・デジタル
- 【GAFAM】など、オープンソースなどをうまく利用したイノベーティブな帝国主義
- 潤沢な資金力で、世界中からトップクラスの「知性」を集める
- コンピューターを扱う分野で、イノベーションを生み続けている
チャイニーズ・デジタル
- 【BATH】など、国家を後ろ盾にした資金循環と、情報統制下のイノベーション
- 「GAFAM」と別種の生態系が築かれている
- AIを駆使したイノベーションを、次々と生み出し「アメリカ」に迫る勢い
ヨーロピアン・デジタル
- 【ブランド力】によるエンパワーメント。LVMH、ロレックス、メルセデスベンツ、ライカなど
- 純粋な技術力の勝負で他企業を圧倒している
- ヨーロッパ「伝統」「文化」を背景に、スペック上に現れない価値を創造し、顧客との間に、強力なエンゲージメントを生み出している
サードウェーブ・デジタル
- 【新種のイノベーション】一足飛びに生まれる!タタ・モーターズ、Mペサなど
- 先進国では「見過ごされてきた価値」を再定義した製品による、イノベーション
- 成果が先進国に逆流して、”新たな価値”が世界的に広がる可能性あり
「SDGs」=ヨーロッパ式ゲーム【2030年の世界地図帳】
本書で筆者は「SDGs」=ヨーロッパ式ゲームであり
”ヨーロッパが有利なルール”
であると言っています。
『GAFAMvsGDPR』
「GDPR=EU一般データ保護規則」
EU内の個人情報の取扱いに関する規則で
GAFAMなど”プラットフォーマー”
情報の取扱いを規定する枠組みです。
【”思惑”はこれ!】
- 人権思想に基づいた「プライバシー」に関する権利に関して
- ”アメリカン・デジタルから奪還する”つまり・・・
- プラットフォーマーによる「寡占を防ごうする考え」があるのでは?と予想される
「法と論理」で資本主義を支配するヨーロッパーESG・PRI・パリ協定ー
「2002年」に公示された”ロンドン原則”では、持続可能性に向けた7原則が持ち出せれ、【ESG投資】の具体的な「行動指針」が明示されました
【ESG】とは以下の頭文字を差します↓
- 「Environment:環境」
- 「Social:社会」
- 「Governance:経営」
上記”3要素”を考慮した【投資】のことで、「ESG投資」とも呼びます
この【ロンドン原則】の影響のもとで、国連は
【PRI:責任投資原則】
宣言しました
これは、「機関投資家」の”意思決定”に、【ESGを反映】させるための
マニフェスト
結論:つまり「PRI」のもと、なされる投資が【ESG投資】
「パリ協定」「PRI」を元に…
- 【パリ協定】:気候変動対策…各国に努力を促す
- 【PRI】:機関投資家の社会的責任
- 【ESG】:推し進める企業活動を投資で促進
これら「違反」した例として
従業員の人権を侵害したり、産業用排水を垂れ流すなどといった
環境破壊
行っている企業は【PRI】のもとで持続可能性に欠けるとみなされ、
投資リストから排除
される仕組み
日本における戦略(ポジション)は?【2030年の世界地図帳】
【日本における戦略とは⁈】こちら↓
「ヨーロピアン・デジタル的」戦略をとる
日本には伝統文化など
「歴史」がある
この歴史を【ヨーロッパ】のような”付加価値”をつけて打ち出していく
例:ロレックスのような”ブランド力・技術力・資産価値”
SDGs=”持続可能”が大事!
ー日本の物づくりー
- 技術力
- ブランド力
- 資産価値
これらを”全面”に押し出していく!
本の内容:「目次」【2030年の世界地図帳】
【第1章】 2030年の未来と4つのデジタル・イデオロギー
- テクノロジーと人口で未来を俯瞰する
- 5つの破壊的テクノロジー
- 〔テクノロジー〕テクノロジーで変わる2050年までの世界
- 〔人口・GDP〕2030年以降は中国・アメリカ・インドの時代に
- 中国はアジア・ユーラシアで覇権を握るか
- 2020年代を牽引する4つのデジタル・イデオロギー
- ※落合陽一×安田洋祏対談〔持続可能な経済発展は、そもそも可能か〕
【第2章】「貧困」「格差」は解決できるのか?ーサードウェーブ・デジタルと個人の可能性
- 【THEME2-1】貧困
- そもそも「貧困」とは何か?
- 貧困の集積地・アフリカ
- アフリカを変えるテクノロジー先進国内部に広がる相対的貧困
- 【THEME2-2】教育
- インターネット以降の開かれた教育は、格差を打ち破るか
- ※落合陽一×池上彰対談①〔アフリカの貧困地域のために何ができるか〕
【第3章】地球と人間が変わる時代の「環境」問題ーGAFAMは「環境」と「資本主義」の対立を越えるか
- 【THEME3-1】環境
- 今のまま生活を続けるなら、地球は1.7個必要かもしれない
- 【THEME3-2】環境とエネルギーの地政学
- アメリカと中国が鍵を握る環境保護政策
- 限界費用ゼロ化による持続可能な社会の到来
- 落合陽一×宇留賀敬一対談〔エネルギーと地球温暖化について今世界で起こっていること〕
【第4章】SDGsとヨーロッパの時代ーこれからの日本の居場所を考える
- 「SDGs」というヨーロッパ式ゲーム
- ヨーロピアン・デジタルの資本主義
- 日本は、米・中・欧の中間地点に活路がある
- ※落合陽一×池上彰②〔なぜ、世界の問題は解決できないのか?〕
【著者紹介】:「落合陽一」
- メディアアーティスト。1987年生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程修了、博士。
- 筑波大学図書館情報メディア系准教授・デジタルネイチャー推進戦略研究基盤代表・JSTCREST×Diversityプロジェクト研究代表。
- 大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授を兼務。
【まとめ】SDGsの”カギ”はヨーロピアン・デジタル
- SDGsとは「持続可能な開発目標」のこと
- 5つの「破壊的テクノロジー」で食料・健康・資源・労働が変わる
- 未来は「中国・アメリカ・インド」の”3強”になる
- 「4つのデジタル・イデオロギー」が2020年代を牽引する
- 日本が発展するには”ヨーロピアン・デジタル”的な付加価値を実践する
いかがでしたでしょうか⁈
今後、ますます加速する世界で「個人」や「企業」が、
”どういう立ち位置で行動するか?”
ということがポイントになってきます。
日本では「伝統的な文化」をうまく取り入れて、SDGsをキーワードに
”新しいルール”
行動しましょう!
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最後までご覧いただきありがとうございます。
以上、参考になれば嬉しいです。
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